【3月23日 AFP】ロシア極東カムチャツカ(Kamchatka)半島のクリュチェフ山(Klyuchevskaya Sopka、標高4750メートル)に、噴火の写真を撮ろうと見物客が集まっており、地元当局は火山に近づかないよう警告している。

 ユーラシア大陸最高峰の活火山であるクリュチェフ山は先月、北西斜面から噴火。最近では見物客が危険を承知でクリュチェフ山に登り、飛び散る溶岩を背景に噴火口のふちで自撮りをしたり、ソーセージを焼いたりしている。

 カムチャツカ火山噴火対応チーム(KVERT)は22日、噴火活動は著しく低下したと発表した。しかし、怖いもの知らずの見物客が撮影した自撮り写真が拡散したことを受けて、当局は火山に近づかないよう警告している。

 ロシア通信(RIA)の報道によると、KVERTのオルガ・ギリナ(Olga Girina)氏は先週、「こうした行為は危険だ。このような人たちは命知らずだ。頭に何も当たらなかったのは運が良かった」と述べた。

 映像は7、8、16日に撮影されたもの。22日提供。(c)AFP