【3月22日 AFP】欧州委員会(European Commission)の委員の一人が、欧州は新型コロナウイルスの集団免疫を7月までに獲得できる可能性があるとの見方を示した。欧州ではワクチン接種が遅れており、ワクチンの追加納入による加速が期待されている。

 フランスのティエリ・ブルトン(Thierry Breton)欧州委員(域内市場担当)は21日、同国民放TF1に対し「象徴的な日を挙げておこう、(仏革命記念日の)7月14日──この日までに、(欧州)大陸全土で免疫が獲得される可能性がある」と明言。

「われわれはもうラストスパートに入っている。このパンデミック(世界的な大流行)に打ち勝つ策はただ一つ、ワクチンだけなのだから。ワクチンは届き始めている」と述べた。

 ブルトン委員は、追加納入分のワクチンも間もなく到着すると確信しており、今月から6月にかけて3億~3億5000万回分のワクチン供給が見込まれていると話している。また欧州内でワクチンを生産している工場が、55か所に上っていることも明らかにした。

 フランスでは現在人口の3分の1以上が、再びロックダウン(都市封鎖)下に置かれている。またこの土日にはドイツ、オランダ、ブルガリア、スイスで、新型ウイルス関連の制限への不満から抗議デモが行われた。ブルトン氏はこうした中で、楽観的な認識を示した形となった。(c)AFP