【3月22日 AFP】20-21フランス・リーグ1は21日、第30節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は4-2でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に勝利し、リーグ首位に浮上した。この試合でリーグ1通算100ゴールに到達したPSGのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)だが、キャリアは「まだ始まったばかり」だと話している。

 PSGはエムバペの2得点、さらにはダニーロ・ペレイラ(Danilo Pereira)とアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)のゴールで4点をリードすると、その後イスラム・スリマニ(Islam Slimani)とマックスウェル・コルネ(Maxwel Cornet)の得点でリヨンに反撃されたが逃げ切った。

 これで今季リーグ戦のゴール数を20に伸ばして得点王に立つエムバペは、まだ22歳でリーグ戦142試合出場ながら、通算100得点に到達した。

 エムバペは仏カナル・プリュス(Canal Plus)に対して「あと2ゴールなのは知っていた。また一つキャリアのステップ、歴史をつくるための一歩を踏んだ。いつも自分と共にあるものだ」と話した。

「自分はまだ始まったばかり。プレーを洗練させ、完璧に近づける時間はまだたくさんある。だから、これからも良くなるだけだと思っている」

 チームとしても、前節は降格圏に沈むナント(FC Nantes)に1-2でまさかの敗戦を喫していただけに、今節は優勝争いの直接のライバルから今季初めて白星を挙げ、完璧な形で立ち直った。けがで1か月半にわたって戦列を離れていたネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)も、後半途中にエムバペとの交代で復帰を果たしている。

 同日には、前節まで首位のリール(Lille OSC)が下位ニーム(Nimes Olympique)に1-2で痛恨の敗戦を喫しており、PSGはこれにより得失点差で首位に立った。この試合に勝てば首位に浮上していたリヨンは、勝ち点3差の3位にとどまり、19日の試合でサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に4-0で快勝したASモナコ(AS Monaco)がリヨンと1差の4位で追走している。(c)AFP/Andy SCOTT