【3月22日 Xinhua News】中国国家児童腫瘍観測センターは20日、初めての小児がんに関する年次報告書「国家児童腫瘍観測年報2020」を発表した。退院した腫瘍患者のうち最も多かったのは白血病患者で、57・21%を占めた。原因不明の疾患とその他のがん患者(16・21%)が続いた。

 同センターの主任で北京児童医院院長の倪鑫(Ni Xin)氏は「がんは青少年に重大な脅威をもたらす病気で、身体の障害や家庭の貧困につながる大きな要因となっている。小児腫瘍は種類が多く治療が難しい。早期の発見と診断、治療が極めて重要だ」と語った。

 報告書は全国313カ所の腫瘍モニタリング拠点に保管されている32万9093部の小児腫瘍症例報告を収録。全国の患者の年齢や性別、がんの分布、入院地域、医療費の支払い方法、入院費用と平均入院日数などの情報を整理、分析した。(c)Xinhua News/AFPBB News