「パワーショベル指数」は中国経済活力を反映
このニュースをシェア
【3月22日 People’s Daily】「パワーショベル指数」と呼ばれる中国国内市場のパワーショベルの単四半期の販売量の成長データは、中国経済活動を考察するうえで重要なミクロ指標だ。
例年の慣例によると、パワーショベルの業界サイクルは、旧正月後一週間ぐらいから始まり、一か月半以内に通年のピークに達する。昨年、コロナ禍の影響を受け、パワーショベルの販売ピークは30~45日後にずれ込んだ。しかし、新型コロナウイルスの影響は市場のニーズを低減させてはいない。中国のパワーショベルの販売において「閑散期でも閑散としない」という超補償反発現象が現れ、一部のメーカーは一貫してフル生産状態にある。2020年には、統計対象の製造企業25社だけで32万台以上を販売し、前年同期比39%増となった。そのうち、国内販売台数は29万台以上で、前年同期比40%増となり、輸出販売台数は3万台で、前年同期比30%増となった。複数国の建設機械の販売が大幅に減少したのに比べ、中国のパワーショベルの販売量は上昇し、世界経済に暖流を注いでいる。
パワーショベルの売上高の低下から上昇への転換には、未処理注文の集中的な処理にある。それは、企業活動の再開の着実なペースをより明確に反映した。交通運輸業界の場合、昨年4月末の時点で、625の重点建設交通プロジェクトの再開率は99%を超えている。高速鉄道の線路、トンネル・高架橋の工事現場では、パワーショベルが砂を掘って土を運ぶ忙しい姿があちこちで見られる。橋を架ける際、道路を補修する際の「たくさん掘る」から、建設・緑化する際の「中程度に掘る」、さらに農地改造、5 G基地局を建設する際の「少し掘る」まで、パワーショベルは企業活動の再開の各シーンの幅広い舞台で活躍している。
パワーショベルの売上高の継続的な上昇は、海外からの注文、排出アップグレードの背景における設備の更新・モデルチェンジ、またインフラ投資の加速的な実施がもたらした新たなニーズによるものだ。
パワーショベルの裏には、インフラ建設の急速な推進がある。「第14次5か年計画」の始まりにより、社会主義現代化国家の全面建設の新しい征途も始まった。新農村の建設、市政の改造などの民生工事の任務の重責のため、医療施設、交通輸送などの業界は「欠点を改善する」面で大いにやりがいがある。新インフラ整備分野では、昨年に新たに開通した60万基以上の5G基地局、新たに建設された46万2000基の充電スタンドは、デジタルモデルチェンジ、インテリジェントアップグレードのための発展余地を創出した。
パワーショベルの生産販売量は仕事量に転化され、市場の熱気によって建設の足どりを催促させる。統計によると、2020年通年のパワーショベルの累計稼働時間は前年同期比12.9%上昇し、9つの省・市の伸びは50%を超えた。
多くの機関が今年のパワーショベルの販売量は引き続き増加すると予測している。将来性は十分で、強靱(きょうじん)性は高く、活気は強く、調整の余地は大きく、政策ツールが多いなどの優位性によって、中国の経済は長期的にも良好な態勢を固めていくことが予想される。(c)People’s Daily/AFPBB News