【3月19日 AFP】男子テニス、メキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2021)は18日、シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は7-5、4-6、6-3で第7シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)を退け、準決勝に駒を進めた。

 世界ランク5位で2021年シーズンでは初の決勝進出を目指しているチチパスは、先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)と今月上旬のABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2021)でベスト4入りを果たしているものの、前週のオープン13(Open 13 Provence 2020)では、世界93位のピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)に準々決勝で敗れていた。

 チチパスは次戦、第5シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を6-4、7-6(7-3)で撃破した予選勝者のロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)を迎え撃つことになった。現在19歳で世界120位の同選手は、通算4度目のATPツアー本戦でこれが自身2回目の準決勝進出となった。

 もう一つの準決勝のカードは、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)とドミニク・コーファー(Dominik Koepfer)のドイツ勢対決に決まった。

 2019年大会ではニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)の前に準優勝に終わったズベレフは、第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)が右手首のけがで試合を棄権して勝ち上がった。

 世界71位のコーファーは、英国のキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie)に7-5、6-4で勝利を収め、ツアーレベルでは自身初の4強入りとなった。(c)AFP