【3月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、サウサンプトン(Southampton FC)のラルフ・ハーゼンヒュットル(Ralph Hasenhuttl)監督は18日、南野拓実(Takumi Minamino)がコロナ禍の中、日本代表の親善試合に招集されたのは「理解できない」と疑問を呈した。

 リバプール(Liverpool FC)からローンで加入している南野は、25日に横浜で韓国と親善試合を行う日本代表に合流する予定となっている。

 この試合をめぐってはすでに、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が、14日のアーセナル(Arsenal)戦でハムストリングを負傷して途中交代した孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が韓国代表に招集されたことに不快感を示している。

 ハーゼンヒュットル監督も、新型コロナウイルスの混乱が地球規模で続く中での代表戦再開に不満を浮かべた。

「南野は遠征をすることになるだろう。だがそれは大がかりで長い旅になる。そんなものは見たくはないが仕方がない。他の数選手もそうなるだろう」

「正直に言って、現在の状況で旅するのがいかに難しいか、戻ってきてから再び起用できるようになるまでどれほどのループをくぐらなければならないかを考えると、私の立場からすればちょっと理解できない」

「われわれはどんな理由があっても国から出ることができない。彼らに関してはこんなパンデミック(世界的な大流行)下であっても世界中どこにでも行ける。この状況でそうしなければならない理由が見当たらない」

「だがそういうものなのでわれわれは受け入れるしかない。私がそれを受け入れられるのは、選手が戻ってきて試合に起用できるようになってからだ。それが現実になることを願っている」 (c)AFP