スー・チー氏に新たな汚職容疑 ミャンマー国軍が主張
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【3月19日 AFP】ミャンマー軍事政権は17日、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問を新たな汚職容疑で訴追する構えを示した。スー・チー氏の代理人弁護士は18日、「根拠がない」と容疑を否定しつつも、これにより同氏の政界復帰が不可能になる恐れもあると指摘した。
国軍はすでに、2月1日のクーデターで拘束したスー・チー氏を違法無線機の所持、新型コロナウイルス関連の制限措置違反など、複数の容疑で訴追している。
国軍所有のミャワディ・テレビ(Myawaddy TV)は17日夜、数年間で計55万ドル(約6000万円)を同氏に提供したと話す男性実業家の映像を放映。男性はビジネス上の便宜を図った見返りとして、複数の政府高官に現金を寄付していたと語った。同局のアナウンサーは、当局が汚職容疑でスー・チー氏を訴追する準備を進めていると伝えた。
スー・チー氏に汚職容疑が掛けられるのは初めてではない。軍事政権の報道官は先週、拘束中のヤンゴン地域首相が同氏に現金60万ドル(約6500万円)と金塊10キロ超を渡したことを認めたと発表していた。
スー・チー氏の代理人弁護士キン・マウン・ゾー(Khin Maung Zaw)氏はAFPの取材に対し、今回の容疑には「根拠がない」とコメント。ただ贈収賄の罪で有罪判決が出た場合、政治活動が禁じられることもありうると語った。(c)AFP