【3月20日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)の曲靖市第一人民医院関節外科で11日、入院中の患者、馮秋艶(Feng Qiuyan)さんの足に液体金属製の整形外科用外部固定具「外骨格」が装着され、重い石こうギプスから解放された。従来の石こうギプスは付け外しが不便で、弾力性や通気性がないなどの問題があったが、この「外骨格」はフィット感や弾力性があり、付け外しが容易で、通気性に優れ、X線透過性も石こうより高く、繰り返し使用できる。

「外骨格」は清華大学(Tsinghua University)教授で中国科学院理化技術所の兼任研究員、液体金属首席科学者の劉静(Liu Jing)氏の研究チームと、雲南中宣液体金属科技、曲靖市第一人民医院の張勇(Zhang Yong)教授チームが共同開発したもので、中国の液体金属技術が生物医学材料分野で独自に成し遂げた画期的成果となった。同製品は、肩関節や肘関節、指や手の骨、腕などに使用でき、近く試作品の生産が始まる予定となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News