【3月20日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)都市農村建設委員会はこのほど、「2021年度杭州市地下空間開発利用プロジェクト建設計画」を発表した。開発プロジェクト65件を重点的に推進し、新たに500万平方メートルの地下空間を建設する。

 プロジェクト計画表によると、竜翔橋駅周辺の第2期複合施設や蕭山区人民広場、運河アジア競技大会公園など6件の地下空間プロジェクトが年内完工予定となっている。

 同市では22年、第19回アジア競技大会が開かれる。拱墅(きょうしょ)区の運河アジア競技大会公園プロジェクトは「全民健身活動(全国民の健康活動)」をテーマとした総合的な都市公園プロジェクトで、主要市街地に唯一新設される同大会の会場となる。同プロジェクトでは、公共駐車場や民間防空施設などとして地下空間を十分に活用。地下の建築面積は約13万平方メートルで、800台分の社会公共駐車場を含む合計2166台分の駐車スペースを設置する。

 同委員会は現在、開発建設時期の調整とともに、「杭州市地下空間開発利用特別プロジェクト計画(2020~35)」の作成を急いでいる。委員会関係者は、同市が総合的都市機能と安全強じん性の向上について、市内の地下空間開発を都市の「深さ」を示す重要な担い手として考えていると説明。特別プロジェクト計画に「グリーン化」「人間らしさ」「複合化」「スマート化」の特徴を十分取り入れ、同市がさらに立体的な発展構造を構築するために注力すると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News