【3月22日 AFP】バドミントン、全英オープン(YONEX All England Open Badminton Championships 2021)は21日、各種目決勝が行われ、女子シングルスでは大会第2シードの奥原希望(Nozomi Okuhara)が21-12、21-16で第6シードのポンパウィ・チョチュウォン(Pornpawee Chochuwong、タイ)を圧倒して優勝した。

 奥原は「ここでは5年前にも優勝していて、プレッシャーはなかった。今回は自分が女子シングルスのトップ5に入っていたし、状況も違う」とコメントしつつ、「それでも全体としては自分のプレーのレベルが上がっているので、すごく満足している」と続けた。

 東京五輪まであと数か月になる中で、日本勢はダブルスでも大会を席巻し、全3種目が日本勢同士の決勝となった。

 男子は第4シードの遠藤大由(Hiroyuki Endo)/渡辺勇大(Yuta Watanabe)組が21-15、17-21、21-11で第3シードの園田啓悟(Keigo Sonoda)/嘉村健士(Takeshi Kamura)組に勝利。混合は第2シードの渡辺/東野有紗(Arisa Higashino)組が21-14、21-13で金子祐樹(Yuki Kaneko)/松友美佐紀(Misaki Matsutomo)組を退けた。渡辺は大会2冠となった。

 女子は第2シードの松本麻佑(Mayu Matsumoto)/永原和可那(Wakana Nagahara)組が21-18、21-16で第1シードの福島由紀(Yuki Fukushima)/廣田彩花(Sayaka Hirota)組を破って優勝した。

 男子シングルスでは、準々決勝で桃田賢斗(Kento Momota)を下した第6シードのリー・ジージャ(Lee Zii Jia、マレーシア)が30-29、20-22、21-9で第2シードのヴィクター・アクセルセン(Viktor Axelsen、デンマーク)を倒し、大会初優勝を果たしている。(c)AFP