【3月18日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手、ショーン・ブラッドリー(Shawn Bradley)氏は17日、今年1月に自宅付近で自転車に乗っていたところ車に追突され、現在まひ状態であることを明かした。

 身長229センチのブラッドリー氏は、1993年のドラフトでフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)に全体2位指名を受けた。NBA通算では12シーズンを過ごし、最後の8年をプレーしたダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)で引退した。

 ブラッドリー氏は1月20日、ユタ州セントジョージ(St. George)にある自宅から1ブロック離れた場所で自転車に乗っていた際に自動車に追突され、その際に負った脊髄損傷で下半身にまひが生じた。その後は首を固定する手術を受けて8週間入院し、現在はリハビリ中だという。

 マーベリックスのマーク・キューバン(Mark Cuban)オーナーは、「ショーンの事故のことを聞いて悲しみに暮れている。ショーンは常に不屈の魂を持ち、いつも闘志を示してくれる。われわれには回復を願うことしかできない。彼はいつでもマブスファミリーの一員だ」とコメントした。

 現在は理学療法を受けながらまひの対処を学んでおり、医師からは回復までの道のりは長く険しくなると伝えられている。精神状態は良好だというブラッドリー氏は、自身の立場を使って自転車の安全性の問題について注意を喚起していきたいと明かしている。(c)AFP