【3月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は17日、各地で決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、チェルシー(Chelsea)はホームでアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を2-0で下し、2戦合計スコア3-0で2013-14シーズン以来となる準々決勝に駒を進めた。

 モロッコ代表FWハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)の昨年10月以来となるゴールで前半に先制したチェルシーは、途中出場のエメルソン・パルミエリ(Emerson Palmieri)が試合終了間際に追加点をマークした。

 一方のアトレティコは勢いを欠き、DFステファン・サビッチ(Stefan Savic)がアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)の腹部に肘を入れたとして終盤に退場になったことが追い打ちとなった。

 トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の下で調子を取り戻しているチェルシーは、同指揮官が就任してから2失点しか喫しておらず、これで公式戦では6試合連続のクリーンシートとなった。

 トゥヘル監督は「非常に良いパフォーマンスだったし、信じられないような頑張りを見せてくれた。絶対に勝つというチームの気持ちが感じられた」とした上で、「われわれはバトルを楽しんだ。選手たちは懸命にプレーし、キレもあった。勝ち上がることにとても飢えていた」と語った。

 パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を準優勝に導いた昨季に続き、2シーズン連続での決勝進出を目指すトゥヘル監督は、「チームには特別な団結力がある。このような試合や結果は、特別なことを成し遂げるためのある種の力となる。どのチームもわれわれと当たりたくないと思っているはずだ」と続けた。

「準々決勝に進んだということは、(決勝まで)4試合しか残っていない。大きな一歩であり、素晴らしい気分だ」

 2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ優勝が唯一の欧州制覇となっているチェルシーは、同大会に出場した最近の4シーズンは全て決勝トーナメント1回戦で敗退となっていた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS