【3月18日 Xinhua News】中国香港特別行政区政府統計処が16日発表した最新の労働人口統計によると、2020年12月~21年2月の季節調整済み失業率は7・2%で、20年11月~21年1月から0・2ポイント上昇し、04年以降最悪の水準となった。

 失業者数は26万1600人で、20年11月~21年1月の25万3300人から約8300人増加した。

 香港特区政府労工・福利局の羅致光(ら・ちこう)局長は、季節調整なしの失業率が0・3ポイント上昇の6・8%、季節調整後が0・2ポイント上昇の7・2%となり、いずれも04年以降の最悪水準だったと説明。新型コロナウイルス感染症がまだ完全に収束しておらず、香港への観光が冷え込んでいるため、雇用市場は短期的に課題に直面すると指摘した。さらに、コロナワクチン接種プログラムの実施に伴い、感染症の脅威が薄れるようになり、今年後半には雇用市場の圧力が緩和するとの見方を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News