【3月17日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)の蘭州大学第一医院胸部外科はこのほど、患者がウエアラブルデバイスを手首に装着すると、モノのインターネット(IoT)データがコンピューター端末に送信される新しいスマートケアシステムの運用を開始した。これにより、医療スタッフは入院患者のバイタルサインをリアルタイムでモニタリングできるようになった。

 同科の馬敏傑(Ma Minjie)副主任によると、システムは患者用ウエアラブルデバイスと中央制御システム、医療用スマート早期警報端末で構成。第5世代移動通信システム(5G)のIoT環境下で、入院患者の識別のほか、心拍数や血圧、血中酸素飽和度、活動量、睡眠時間など臨床指標となる各数値の収集をリアルタイムで行う。

 同システムは1日に千人分以上の臨床データが収集可能で、中央制御システムの分析により早期警報を出すこともできる。(c)Xinhua News/AFPBB News