【3月17日 AFP】世界バドミントン連盟(BWF)は17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で複数の陽性者と「未確定」の結果が確認されたとして、全英オープン(YONEX All England Open Badminton Championships 2021)の開幕を数時間遅らせると発表した。

 昨年の交通事故で大けがに見舞われた男子の世界ナンバーワン、桃田賢斗(Kento Momota)の国際大会復帰戦となっている今大会は、同日の午前9時に開幕する予定だったが、午後2時に変更された。

 BWFによれば、参加チームを対象にした検査で相当数の結果が未確定と判断されたほか、少数の陽性も確認された。陽性者は英公衆衛生庁(PHE)に従って再検査を受け、その間は自主隔離を続ける。

 全英オープンはスーパー1000に位置づけられる格式高い大会で、昨年は新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)でツアーが1回目の中断に入る前に行われた最後の大会だった。

 全英オープンは東京五輪の予選対象ではないため、中国や韓国、台湾の選手たちは新型ウイルス対策の移動制限を理由に不参加を決めている一方、2016年のリオデジャネイロ五輪女王であるキャロリーナ・マリン(Carolina Marin、スペイン)は負傷により欠場を表明している。(c)AFP