【3月17日 AFP】ラグビーアイルランド代表のナンバー8で、同国のマンスター(Munster Rugby)に所属するCJ・スタンダー(CJ Stander)が16日、今シーズン限りで現役を引退すると発表した。

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 南アフリカ出身で30歳のスタンダーは、アイルランドがスコットランドを27-24で下した14日のシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2021)で代表通算50キャップを記録していた。

 現役引退を決めた主な動機として家族を挙げたスタンダーは、「全てのプロスポーツ選手は、『引退すべき時が来れば分かる』と言われている。その気持ちはその日が来るまで完全には理解できないが、私にとってはその時が来た。よってラグビーから完全に引退することをここに発表する」と述べた。

 居住年数の条件を満たし、2016年にアイルランド代表デビューを飾ったスタンダーは、その後ほぼ全試合に出場してきた。

 2017年にはブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)の一員としてニュージーランドに遠征し、2018年のシックスネーションズでグランドスラム(全勝優勝)を果たしたほか、2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)にも出場した。(c)AFP