【3月17日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)が、妻メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)と共に王室内の人種差別を告発したインタビューの後、父チャールズ皇太子(Prince Charles)、兄ウィリアム王子(Prince William)と会話をしていた。友人が16日、明らかにした。

 ヘンリー王子は米司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏とのインタビューの中で、チャールズ皇太子から経済的関係を断たれ、一時は電話にも出てもらえなくなったと語り、ウィリアム王子との関係悪化も明らかにしていた。

 ヘンリー王子夫妻の友人の米テレビキャスター、ゲイル・キング(Gayle King)氏は米CBSで「確かにヘンリー(王子)は、兄や父と話した」と語った。「実りある会話ではなかったそうだが、少なくとも会話が始まったことを彼らは喜んでいる」

 キング氏は、ヘンリー王子夫妻は問題のインタビューが放映されて以来、英王室における人種差別疑惑がニュースを独占している状態に「いら立ち」を募らせていると述べた。「王子夫妻は、王室が介入して、人種差別的な不公平で不正確な虚偽報道をやめるよう報道機関に言ってくれることをとにかく望んでいる」

 キング氏によると、ヘンリー王子夫妻は王室内の人間関係の改善を望んでいる一方で、メーガン妃はインタビューでの発言全てを裏付ける文書を持っているという。(c)AFP