【3月16日 AFP】タイ政府は16日、一時見合わせていた英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)が開発した新型コロナウイルスワクチンの接種を開始した。プラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)首相が第1号となった。

 タイでは当初、12日に同ワクチンの接種開始を予定していたが、欧州で血栓が出る例が報告されたことを受け、直前に延期していた。

 政府は15日までに、世界保健機関(WHO)や欧州医薬品庁(EMA)などがアストラゼネカ製ワクチンの安全性を宣言したことから、接種の開始を決めた。

 プラユット氏は「国民のワクチン接種への自信につながる」と述べた。

 映像はタイ首相府が16日撮影・提供。(c)AFP