【3月16日 People’s Daily】産業を発展させることは、貧困から脱却する最も直接的かつ有効な方法で、貧困地域の自立能力を向上させ、大衆の現地雇用を創出する長期的な得策だ。2012年以来、中国各地の農業農村関連部署は貧困地域の産業発展を継続的に推進してきた。貧困県の832県が各種の産業基地30万か所以上を建設し、貧困世帯の98%が産業による貧困対策の恩恵を受けることができ、貧困地域の産業の発展条件が著しく改善された。

「産業による貧困対策は、カバー範囲が最も広く、支援を受けた人口が最も多く、持続性が最も強い貧困削減措置となっている」と、中国農業農村省の劉煥鑫(Liu Huanxin)次官は述べた。産業による貧困対策の力強い支えのもと、貧困世帯の1人当たりの実収入は2015年の3416元(約5万7000円)から2019年の9808元(約16万4000円)に増え、年間平均伸び率は30.2%に達した。

 広西(Guangxi)田林県(Tianlin)六隆鎮(Liulong)にあるタケノコの漬物加工の標準化工場に入ると、生産ラインの機械が忙しく動いている。「タケノコを20年以上栽培しているが、ここ数年、収益はついに倍増した」と、平細村の貧困脱却者の呉再夢(Wu Zaimeng)さんは言う。呉さんによると、昨年、自家産のタケノコはすべて加工工場に売られ、売れ行きの心配をせずに済んだ。価格も最低額が保証されるので、年間7万元(約117万円)以上を稼いだという。

 田林県では、低産林の改造から一次加工の導入、さらに産業核心モデルエリアの建設に至るまで、タケノコ産業は絶えずグレードアップし、全県の干しタケノコの年間生産額は2億元(約32億円)を超えた。竹林の資源に頼り、現地で竹林観光ルートを開通させ、タケノコの缶詰や漬物などのシリーズ産品を開発することにより、低産林は絶え間なく価値を高め続けている。

 中国の832の貧困県が農産物の一次加工施設を4万3000軒建設し、新たに一次加工能力828万8万トン増やし、より多くの産業増値収益・雇用を創出した。各地では、産業による貧困削減・増収の長期効果メカニズムを確立させ、これまで各種企業6万7600社を育成・導入し、71万9000社の農民合作社・15万社以上の家庭農場を発展させ、主導産業のリーダーシップを基本的に実現した。

「科学的に黄茶を植えれば、1ムー(約667平方メートル)当たり3万元(約50万円)以上の収益がある」と、四川省(Sichuan)旺蒼県(Wangcang)大両鎮(Daliang)金光村の貧困脱却者の蒲守国(Pu Shouguo)さんは言う。蒲さんは駐村の農業技術員の手を取っての指導のもとで、素人から黄茶の専門家になった。しかも70人あまりの村民を連れて、いっしょに黄茶を植えるようになった。今、旺蒼県での新築黄茶基地の1ムーあたりの平均生産額は80%伸びている。

 産業を発展させることによって、7割以上もの貧困世帯は生産指導や技術訓練を受け、自分自身で発展する力を顕著に向上させた。各地で各種の産業による富を手にしたリーダーを90万人以上育成した。着実に幸せな新生活に向かって進んでいく。(c)People’s Daily/AFPBB News