【3月16日 AFP】20-21スペイン1部リーグは15日、第27節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はクラブの最多出場記録に並んだリオネル・メッシ(Lionel Messi)が2ゴールを奪うなどしてSDウエスカ(SD Huesca)を4-1で下し、首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に勝ち点4差と迫った。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏に並ぶバルセロナでの公式戦767試合目となったメッシは、カーブのかかったシュートで前半に先制点を決めると終盤にもゴールをマークし、2得点で新たな偉業を飾った。

 バルセロナを率いるロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は「彼はバルサ(バルセロナの愛称)の歴史で最も重要な男」とコメントした上で、「彼がいまだにわれわれと共にいてくれるのはさらに素晴らしいこと」と述べた。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)にも鮮やかなミドルシュートが生まれリードを広げたバルセロナは、微妙な判定の末に与えたPKをラファ・ミル(Rafa Mir)に決められ、前半終了間際に1点を返された。

 それでも、メッシのクロスにオスカル・ミンゲサ(Oscar Mingueza)がヘディングで合わせて引き離すと、最後はメッシがダメ押しの4点目を奪った。

 21日に行われるレアル・ソシエダ(Real Sociedad)戦に出場すれば、メッシはシャビ氏を抜いて単独での1位となる。

 13シーズン連続となるリーグ戦20得点をマークしたメッシについて、ウエスカのミルは「非常に決定的な存在」と述べ、「彼ら(バルセロナ)は一人多い状態でプレーしている」と続けた。

 バルセロナが好調を維持した一方、ウエスカは残留圏と4ポイント差の最下位のままとなっている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT