【3月15日 AFP】(更新、写真追加)米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官とアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官が15日、来日した。ジョー・バイデン(Joe Biden)政権発足後初の閣僚の外遊で、両長官はアジアの同盟諸国を歴訪し、対中国での結束強化を図る。

 ブリンケン氏とオースティン氏はそれぞれ茂木敏充(Toshimitsu Motegi)外相、岸信夫(Nobuo Kishi)防衛相と会談する他、菅義偉(Yoshihide Suga)首相とも会談する。

 その後両氏は韓国を訪問。続いてオースティン氏はインドへ向かい、ブリンケン氏は米国に戻って中国高官と会談する予定。

 両氏は15日の米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に連名で寄稿し、「友好国やパートナー機関との関係の再活性化」への期待を表明した。

 今回のアジア歴訪には、中国の脅威に共同で対抗する姿勢を示す狙いもある。両氏は寄稿の中で、「中国の攻勢と脅威に立ち向かわなければならない時に、力を合わせることでわれわれはより強くなれる」と記している。(c)AFP