性暴力と不平等「もうたくさん」 豪各地で女性らデモ行進
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【3月15日 AFP】保守政権の閣僚らが絡んだレイプ疑惑に国民の怒りの声が高まっているオーストラリア各地で15日、女性たちが中心となり、性暴力と性別に基づく不平等に抗議する大規模なデモを行った。
「March4Justice(正義のための行進)」と銘打たれた抗議デモは、全国40以上の都市や町で展開され、連邦議会内でレイプ被害の告発があった首都キャンベラでは特に大規模なものになった。
議事堂前には、黒い服を着た人々が集結。「あなたは耳を傾けていない」「被害者を何人知っているのか」「私は彼女を信じる」などのメッセージを書いたプラカードを掲げた。
デモに参加するためメルボルンから来たというキャスリン・ジェイミソン(Kathryn Jamieson)さんは、「女性たちが(主張を)信じてもらえない状況には、もううんざりだ」と訴えた。
オーストラリアでは先月、与党・自由党の職員だったブリタニー・ヒギンス(Brittany Higgins)さんが、リンダ・レイノルズ(Linda Reynolds)国防相の連邦議会内にある執務室で2019年に同僚にレイプされたと告発した。
今月には、クリスチャン・ポーター(Christian Porter)司法長官がまだ学生だった1988年に、16歳の少女をレイプしたとの疑惑が浮上した。
ポーター氏は疑惑を強く否定し、15日、最初に疑惑を報じた豪公営放送局ABCを名誉毀損(きそん)で訴える手続きを開始した。ABCの報道はポーター氏を名指ししてはいなかったものの、「特定は容易だった」と同氏の弁護士は主張している。
一方、地元メディアによると、野党・労働党の女性議員や党員らでつくるグループは、男性の議員・党員から受けたセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を詳細に告発するページをフェイスブック(Facebook)に新たに開設した。(c)AFP/Andrew LEESON