【3月15日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは14日、第28節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はエリク・ラメラ(Erik Lamela)のスーパーゴールで先制されながらも、10人のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に2-1で逆転勝利した。

 ホームにライバルを迎えたアーセナルは、幸先悪くキャプテンのピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が規律違反を理由に先発メンバーから外れた。同選手は試合前のミーティングに遅刻したと報じられている。

 すると、ハムストリングを負傷した孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)との交代で序盤のうちに投入されたラメラに、華麗なラボーナシュートをゴール下の隅に決められ先制された。

 しかし、前半を優位に進めていたアーセナルはマルティン・ウーデゴール(Martin Odegaard)のシュートが相手DFトビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)に当たってネットを揺らし、スコアを1-1とした。

 ウーデゴールのプレミア初ゴールで追いついたアーセナルは、オーバメヤンの先発落ちを受けてキャプテンマークを巻いたアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が相手DFダビンソン・サンチェス(Davinson Sanchez)にペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。

 ラカゼットはフランス代表でチームメートのGKウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)の逆を突くシュートを決め、アーセナルがトップ4入りに向けたわずかな望みをつなぐ勝利を手にした。

 一方、試合開始早々に孫を負傷で失ったトッテナムは、先制点を決めたラメラが不必要な2枚目のイエローカードをもらって75分に退場となり、黒星という結果は4位以内でのフィニッシュに向けて大きな打撃となった。

 他の試合では、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が5位ウェストハム(West Ham)に1-0で勝利した。

 クレイグ・ドーソン(Craig Dawson)のオウンゴールで白星を挙げた2位マンチェスター・ユナイテッドは、同日に最下位シェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)を5-0で下した3位レスター・シティ(Leicester City)との勝ち点差を1のままとしている。(c)AFP/Kieran CANNING