【3月15日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2021)は14日、フロリダ州ポンテ・ベドラ・ビーチ(Ponte Vedra Beach)のTPCソーグラス(TPC Sawgrass、パー72)で最終日が行われ、世界ランキング3位のジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が通算14アンダーで優勝を果たした。

 27歳のトーマスは中盤に3バーディー、1イーグルを記録すると、迎えたパー5の16番で勝負を分けるバーディーを決め、バックナインでリー・ウェストウッド(Lee Westwood、イングランド)を逆転。18ホールで17回もパーオンに成功するなど最終日にスコアを四つ伸ばし、ウェストウッドと1打差の通算「274」で大会初優勝を飾った。

 約4.5メートルのバーディーパットを沈めてホールアウトしたウェストウッドは、アーノルド・パーマー・インビテーショナル(Arnold Palmer Invitational 2021)に続き2週連続の2位となり、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)とブライアン・ハーマン(Brian Harman)の米国勢が通算12アンダーで3位タイに入った。

 2017年に行われた第99回全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)を制しているトーマスは、ツアー通算14勝目について「この勝利は大きい」と話し、「自分のプレーを本当に誇りに思う」と続けた。

 28歳を迎えるまでにツアー14勝を成し遂げたのは、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)やジョニー・ミラー(Johnny Miller)氏、ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏に続いてトーマスが史上4人目。

 これについてトーマスは「言葉にするのが難しい。とにかくクレイジーだったし、僕らは昨年のプレーヤーズ選手権からいろんなことを経験してきた」とコメント。「ファンの前でそれを成し遂げられたなんて信じられない」とすると、「一生忘れられない一日になった」と続けた。

 今年の初め、ハワイで行われたセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(Sentry Tournament of Champions 2021)のラウンド中に発した同性愛嫌悪の暴言がテレビ中継のマイクに拾われ謝罪したトーマスは、これで米ファッション大手ラルフローレン(Ralph Lauren)から契約解除を言い渡され物議を醸していた。

 しかし、困難な時期を乗り越える手助けをしてくれた自身のチームや友人、家族を称賛した。

「精神面で困難な状況に陥っていたり、気分がそれほど良くなかったりするとき、このようなサポート体制があるのはとても大きい」

 トーマスによれば、メジャー通算15勝を誇り、自動車事故によるけがの治療を受けているウッズからアドバイスを得ていたという。

「彼が話してくれたことを頭の中で何度も繰り返した」

 さらに、前月に89歳で亡くなった祖父のことを思い出すと涙を流し、「彼と話せればいいのに。でも、見守ってくれているのは分かっている」と語った。

 なお、松山英樹(Hideki Matsuyama)は予選落ちとなっている。(c)AFP