【3月15日 AFP】男子テニス、オープン13(Open 13 Provence 2021)は14日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が6-4、6-7(4-7)、6-4で世界93位のピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)を下し、通算10度目の優勝を果たした。

 15日発表の世界ランキングでラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を抜き、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ2位に浮上するメドベージェフは、その前日に優勝できたことは「自信になる」と話した。

 先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)では決勝でジョコビッチに敗れ準優勝に終わった25歳は、「とてもうれしい。結果がどうであれ月曜(15日)に2位になるのは知っていた」と話し、「ここでの優勝ポイントで2位になるわけではないが、2位になる直前に大会を制したのは自信になる」と語った。

 また、2桁10勝は「子どもの頃から夢見ていた」と喜び、「すでに素晴らしい数字だと思うが、もっと頑張って数を増やしていきたい」と続けた。

 この日は13本のエースをたたき込むなどし、準々決勝で第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を破ったエルベールを退けた。(c)AFP