【3月15日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間14日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は264万9334人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1945万1380人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 13日には世界全体で新たに9614人の死亡と45万242人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1997人。次いで米国(1891人)、メキシコ(639人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに53万4315人が死亡、2940万898人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は27万7102人、感染者数は1143万9558人。以降はメキシコ(死者19万4490人、感染者216万3875人)、インド(死者15万8607人、感染者1135万9048人)、英国(死者12万5464人、感染者425万3820人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの217人。次いでベルギー(193人)、スロベニア(189人)、英国(185人)、モンテネグロ(179人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が89万5280人(感染3981万2003人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が71万8102人(感染2273万2621人)、米国・カナダが55万6739人(感染3030万6379人)、アジアが26万2653人(感染1661万6538人)、中東が10万8004人(感染591万8435人)、アフリカが10万7598人(感染403万2312人)、オセアニアが958人(感染3万3094人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP