【3月13日 AFP】米ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で昨年5月、黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さんが白人警官に拘束された際に死亡した事件で、フロイドさんの遺族が市を相手取り起こしていた訴訟は、市が遺族に2700万ドル(約29億円)を支払うことで和解が成立した。遺族の代理人弁護士が12日、発表した。

 代理人弁護士はこの金額について、米国での不法行為による死亡事件の公民権訴訟で審理前に成立した和解としては史上最高額としている。

 事件では、フロイドさんを死亡させたとして殺人罪などに問われているミネアポリス警察元警官のデレク・ショービン(Derek Chauvin)被告の公判が現在行われている他、さらに3人の元警官が起訴されている。(c)AFP