【3月13日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間12日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は263万768人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1852万7720人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 11日には世界全体で新たに9862人の死亡と47万9258人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2233人。次いで米国(1557人)、メキシコ(654人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに53万821人が死亡、2928万6142人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は27万2889人、感染者数は1127万7717人。以降はメキシコ(死者19万3142人、感染者215万1028人)、インド(死者15万8306人、感染者1130万8846人)、英国(死者12万5168人、感染者424万1677人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの214人。次いでベルギー(193人)、スロベニア(191人)、英国(184人)、モンテネグロ(177人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が88万9491人(感染3942万7638人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が71万971人(感染2249万1564人)、米国・カナダが55万3156人(感染3018万4807人)、アジアが26万1722人(感染1652万5363人)、中東が10万7463人(感染585万8394人)、アフリカが10万7007人(感染400万6896人)、オセアニアが958人(感染3万3066人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP