【3月27日 AFPBB News】内戦が続くイエメンでは今年、5歳未満の子どもの半数に当たる230万人が深刻な栄養失調に陥ると予想されている。そのうち、餓死の恐れがある子どもの数は40万人と推定され、2020年と比べて22%多い。

 世界食糧計画(WFP)のデービッド・ビーズリー(David Beasley)事務局長は「この数字は、支援を求めるイエメンからの新たな叫び声だ。子どもが栄養失調だということは、その家族も生き延びるため苦闘しているということだ」と訴えている。

 しかし、今月1日に開かれた国際会合では、100を超える政府や支援者に対して38億5000万ドル(約4100億円)の支援が求められたものの、実際に拠出が表明されたのは約16億7000万ドル(約1780億円)にとどまった。(c)AFPBB News