【3月12日 AFP】サッカーカタール1部リーグの試合で、審判に殺すと脅されたと訴えていた元日本代表MFの小林祐希(Yuki Kobayashi)が、「誤解」だったとして謝罪した。

 アル・ホール(Al-Khor SC)でプレーする小林は、1-3で敗れた8日のアル・ガラファ(Al Gharafa)戦後、試合終盤にCKをアピールした際に審判から「I’m gonna kill you(お前を殺す)」と言われたとツイッター(Twitter)に投稿していた。

 小林は最後にボールに触れたのは相手の選手だったと主張したが、審判に「ちょっとしたタッチはタッチではない。これは新ルールだ」とあしらわれ、さらに「分かった、お前は敵だ。お前を殺す」と言われたとツイートしていた。小林はこのツイートをすでに削除している。

 しかし小林は11日、自身の訴えを撤回。関係者と面会し、審判は実際は「I tell you(あなたに言う)」と言っていたことに気づいたと話した。

 小林は「自分と彼のやりとりを聞いた。彼の発言について誤解があった。自分には『I kill you』と聞こえたが、音声は『I tell you』だった」と説明し、「すべてのツイートとそれが招いた状況」を審判に謝罪したと明かした。

「自分はカタールが大好きで、ここで暮らすのもプレーするのも好きだ。何の問題もないし、すべての人がリスペクトしてくれる」 (c)AFP