【3月12日 AFP】現在開催中の自転車ロードレース、パリ~ニース(Paris-Nice 2021)は、南仏コートダジュール(French Riviera、フレンチリビエラ)で新型コロナウイルス対策の週末のロックダウン(都市封鎖)が再導入されることを受け、予定していたニースでの大会閉幕ができなくなった。地元当局が11日、発表した。

 当局によれば、大会主催者のアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)が現在、最後の2ステージの「ルート変更」を協議中だという。

 発表文では「これらのステージは、封鎖地域の外で無観客でしか開催できない」とされ、伝統だった遊歩道プロムナード・デザングレ(Promenade des Anglais)での閉幕は不可能となった。すでにニースのクリスチャン・エストロジ(Christian Estrosi)市長も10日、ロックダウン期間中の地元市民が運動の場として使えるようにフィニッシュ地点の変更を求めていた。

 大会は14日に閉幕する予定。昨年のパリ~ニースは、新型ウイルスの影響で最終日が中止となった。(c)AFP