【3月12日 AFP】米アンドルーズ空軍基地(Joint Base Andrews)にホームレスの男が侵入した事件で、男が何重もの警備を突破し、5時間にわたって基地内を自由に散策していたことが分かった。米空軍が11日、明らかにした。

 空軍の監察総監の報告書によると、アンドルーズ空軍基地で2月4日、侵入者が滑走路上に駐機されていたC40輸送機に乗り込んだが、大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)や国防長官が使用するボーイング(Boeing)747型機に近づくことはなかった。

 首都ワシントンのすぐ南に位置する同基地は、大統領や国防長官、政府高官のほか、外国の要人も使用するため、常に厳戒態勢が敷かれている。

 報告書によると、男は有効な入場許可証を持っていなかったが、警備員が個人的な問題に気を取られたために正門を通過。さらに、故障中の自動式ゲートを通って滑走路に侵入。C40型機の中で訓練中の乗組員2人に目撃されたが、放置された。

 男はC40型機から降りた後、ターミナルに戻ったところでようやく警備員に拘束された。

 男は「飛行機を見たかったから基地に来た」と供述。車上生活をするホームレスで、多数の逮捕歴があるが、報告書は危害を加える意図はなかったと結論付けており、訴追されるかどうかは明らかになっていない。(c)AFP