【3月12日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)夫妻へのインタビューで、米トーク番組司会者オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)氏がかけていた眼鏡フレームに注文が殺到している。

 英王室との確執を暴露した王子夫妻のインタビューは米国で7日、英国で8日に放映され、世界で5000万人以上が視聴したとされる。

 スイス・チューリヒの高級眼鏡フレームメーカー、ゲッティ(Gotti)は11日、インタビューの後、ウィンフリー氏がかけていた眼鏡フレームの注文が殺到していると明らかにした。

 同社は、スベン・ゲッティ(Sven Gotti)氏が1993年にチューリヒ湖(Lake Zurich)畔の町ベーデンスビール(Wadenswil)で創業した眼鏡フレームメーカー。月産約1万本の少量生産で、個人経営の眼鏡店を通じて400~500スイス・フラン(約4万7000~5万8000円)で販売している。

 話題になっているのは「OR02」というモデルで、ゲッティ氏自らウィンフリー氏のためにデザインしたもの。ゲッティ氏はAFPに対し、反響に「少々驚いている」と述べた。

 ゲッティ氏によると、ウィンフリー氏はバラク・オバマ(Barack Obama)元米大統領や米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)さん、ドリー・パートン(Dolly Parton)さんらとのインタビューでもゲッティ製の眼鏡をかけてきたが、王子夫妻とのインタビュー以降、注文が殺到するようになった。

 英米を中心に同じモデルを買い求める人が眼鏡店を訪れており、同社工房の職人30人が注文に応えるためにフル稼働する予定だという。(c)AFP/Nathalie OLOF-ORS