【3月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は262万1295人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1798万2000人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 10日には世界全体で新たに9765人の死亡と46万39人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2286人。次いで米国(1455人)、メキシコ(699人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに52万9263人が死亡、2915万4666人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は27万656人、感染者数は1120万2305人。以降はメキシコ(死者19万2488人、感染者214万4558人)、インド(死者15万8189人、感染者1128万5561人)、英国(死者12万4987人、感染者423万4924人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの211人。次いでベルギー(193人)、スロベニア(188人)、英国(184人)、モンテネグロ(174人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が88万6000人(感染3923万2567人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が70万7403人(感染2237万3999人)、米国・カナダが55万1594人(感染3005万369人)、アジアが26万1469人(感染1647万4620人)、中東が10万7165人(感染582万3847人)、アフリカが10万6706人(感染399万3632人)、オセアニアが958人(感染3万2967人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP