【3月11日 AFP】東日本大震災から10年となる11日、日本各地で地震発生時刻の午後2時46分に1分間の黙とうがささげられた。

 マグニチュード(M)9.0の東日本大震災による死者・行方不明者は約1万8500人。

 福島第1原子力発電所では炉心溶融(メルトダウン)が発生し、一帯は放射性物質で汚染された。一部地域は数年にわたって居住できなくなり、数万人が避難を余儀なくされた。

 天皇陛下は、東京の国立劇場(National Theatre)で行われた追悼式で、「この震災の被害の大きさは、忘れることのできない記憶として、今なお脳裏から離れることはありません」と述べられた。「数多くの被災者が、想像を絶する大きな被害を受けながらも、共に助け合いながら、幾多の困難を乗り越えてきました」

 追悼式は、東京および隣接する3県で新型コロナウイルスの非常事態宣言が延長されたため、例年より参列者の数を減らして行われた。

 菅義偉(Yoshihide Suga)首相は式辞で、一昨年の台風や昨年からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行、東日本大震災の余震とされている先月のM7.3の地震など、被災者の困難は増しているとし、それでも日本は国難と言えるような災害に見舞われるたびに勇気と希望をもって乗り越えてきたと述べた。

 日本各地で官民多数の式典が行われ、家族を亡くした人は墓前に花を手向け、行方不明の家族を持つ人は手紙を海に流した。

 また、国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長から米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)さんに至るまで、世界中から多くの追悼の言葉が寄せられた。

 映像前半は東京・国立劇場で行われた追悼式、11日撮影・提供。後半は福島県いわき市久之浜町で祈りをささげる人々、11日撮影。(c)AFP/Harumi Ozawa with Sara Hussein in Tokyo