【3月12日 Xinhua News】中国半導体業界協会は11日、米国半導体工業会(SIA)との度重なる協議を経て、「中米半導体産業技術・貿易制限作業部会」を共同で設置すると発表した。両国半導体業界のため速やかに意思疎通できる情報共有メカニズムを構築し、輸出規制、サプライチェーンの安全、暗号化など技術・輸出管理に関する政策について意見交換していく。

 作業部会を通じ意思疎通を強化、相互理解を深め、相互信頼を増進させていく狙い。作業部会は公正競争、知的財産権保護、世界の貿易ルールに従い、対話と協力を通じ中米両国半導体業界の関心事を解決し、穏健で柔軟なグローバル半導体バリューチェーンを構築するため共同で努力する。

 作業部会は年に2回会議を開き、両国の技術・貿易制限政策面における最新の進展を共有する。双方が関心を持つ分野を巡り、対応策を検討して提案を打ち出し、さらなる討議が必要な内容を決定していく。今年の会議はオンラインで開催されることになったが、今後新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着けば、対面での会議を実施していくという。

 協議の結果により、双方の協会はそれぞれ会員企業10社を作業部会に参加させ、情報を共有して対話を行う。作業部会の具体的組織作業は双方の協会が担当する。(c)Xinhua News/AFPBB News