【3月12日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)の瀋陽東駅をこのほど、50TEU(20フィートコンテナ換算)分の冷凍庫を積んだ中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が出発、8千キロ離れたロシア・モスクワに向かった。この列車は中国鉄路瀋陽局集団が今年から運行を始めた「中欧班列」の冷凍庫輸送専用列車だ。

 同省の2020年の「中欧班列」運行本数は前年比79・1%増の376本、輸送量は64・5%増の3万966TEU、輸送貨物の価額は85・2%増の16億4100万ドル(1ドル=約109円)に達した。また、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)の満洲里とエレンホト(二連浩特)、黒竜江省(Heilongjiang)の綏芬河(すいふんが)という三大口岸(通関地)を経由する路線の同時運行を実現している。

 現在、同省発の「中欧班列」は欧州の20数カ国40数都市へ運行しており、道路と鉄道の複合一貫輸送によって欧州全域をカバーすることが可能となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News