動画:湖の島で冬を過ごしたヒツジが帰還 チベット自治区
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【3月14日 Xinhua News】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ロカ(山南)市ナンカルツェ(浪卡子)県の堆瓦村では春になると、ヒツジを連れて凍結した湖面を歩く牧畜民らの姿が見られる。
同村は標高約5070メートルに位置し、世界で最も高い場所にある行政村の一つとされる。夏が短く、41世帯の牧畜民が飼うヒツジたちの冬場の餌を牧草地で確保することはできないため、毎年寒さが最も厳しい時期に「仙女の涙」と呼ばれるプモヨンツォ(普姆雍措)湖の凍結した湖面を渡り、羊の群れを湖に浮かぶ島に連れて行く。羊たちは豊富に茂る水草を食べて冬を過ごし、春、氷が解ける前に迎えに来た牧畜民らと共に島を離れる。(c)Xinhua News/AFPBB News