【3月17日 AFP】クロアチア中部でこのところ、農地に100個ほどの陥没穴が確認されている。穴が出現したのは、昨年12月に発生したマグニチュード(M)6.4の地震後。

 穴が確認されているのは、首都ザグレブから40キロ地点の村、メセンカニ(Mecencani)周辺で、民家からわずか数メートルの位置に開いている穴もある。多くは円形で、水がたまっており、大きさはさまざま。最大のもので直径は25メートルに及んでいる。

 12月の地震では、建物の被害が広範囲に及び、7人が死亡した。

 岩盤が地下水による浸食を受けると、地面が突然、陥没することがあるが、通常なら数十年はかかる変化だ。いまだに続く余震で、その過程が大幅に加速され、これほど多くの穴が狭い地域に次々にできたと考えられる。(c)AFP