【3月11日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は10日、ミャンマーで行われた平穏な反クーデターデモに対し暴力を行使した同国国軍を非難する声明を出すことで全会一致した。外交官らが明らかにした。

 中国を含む15理事国すべてが結束することはまれ。ミャンマー情勢をめぐる全会一致での声明採択は、ここ1か月余りで2度目となる。

 安保理は今回の声明でミャンマー国軍を批判し、「女性や若者、子どもを含む平和的なデモ隊への暴力の行使を強く非難する」と記した。

 ミャンマー治安当局はデモ隊に対する弾圧を強めており、これまでに60人以上が死亡、2000人近くが拘束された。(c)AFP