【3月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は261万1162人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1751万1850人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 9日には世界全体で新たに9956人の死亡と42万756人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1972人。次いで米国(1884人)、メキシコ(866人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに52万7699人が死亡、2909万6052人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は26万8370人、感染者数は1112万2429人。以降はメキシコ(死者19万1789人、感染者213万7884人)、インド(死者15万8063人、感染者1126万2707人)、英国(死者12万4797人、感染者422万8998人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの209人。次いでベルギー(193人)、スロベニア(188人)、英国(184人)、モンテネグロ(174人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が88万2292人(感染3902万59人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が70万3857人(感染2225万4356人)、米国・カナダが54万9994人(感染2998万8658人)、アジアが26万753人(感染1644万1345人)、中東が10万6872人(感染578万9960人)、アフリカが10万6436人(感染398万4524人)、オセアニアが958人(感染3万2952人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP