【3月11日 AFP】(更新)国際オリンピック委員会(IOC)は10日の総会で、トーマス・バッハ(Thomas Bach)会長を再選した。バッハ会長は、東京五輪を今年「安全で安心」な形で開催すると約束した。

 次期会長選に唯一立候補していたバッハ氏は、委員らによる投票で、有効票94票のうち93票を獲得して再選された。最後となる2期目の任期は4年。

 バッハ会長は東京五輪について、「問題は五輪を開催するかではなく、どのように開催するかだ」と指摘。「東京は今も、史上最も準備が整った五輪都市であり、現時点では、7月23日に開会式が開催されることを疑う理由はない」と述べた。

 また、自身の目標は全ての選手に対し「安全で安心かつ公正な環境」をつくることだと言明。海外からの観客受け入れの可否については、日本の政府や運営委員会と協議の上、「可能な限り早期に」決定すると説明した。(c)AFP