【3月13日 CNS】中国江西省(Jiangxi)廬山市(Lushan)の方竹寺で例年より早く桜が花を開き、多くの観光客の目を楽しませている。

 廬山市北部の山麓に位置する方竹寺は唐の時代に建立され、破壊と修復を繰り返しながら今も姿をとどめている。珍しい正方形の竹が境内に植えられたため、方竹寺と名付けられたという。

 廬山植物園の専門家によると、廬山市の桜は標高500〜1500メートルの一帯に分布し、早咲きの山桜は廬山市独特の春の風景となっている。

 その中でも方竹寺の桜は300年以上前に植えられ、廬山市の桜を代表する存在。例年は3月中旬に開花するが、今年は暖かい気候の影響で早く花を開いた。緑の木々に囲まれ、薄桃色の桜の花びらが一層美しく映え、風を受けて花吹雪が時折舞う景色に、観光客たちは心を奪われていた。(c)CNS/JCM/AFPBB News