【3月10日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は9日、FWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がけがのため10日に予定されている古巣FCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)決勝トーナメント1回戦第2戦を欠場すると発表した。

 PSGによれば、ネイマールは大腿(だいたい)部のけがの回復が間に合わなかった。今後は個別でのトレーニングを続け、「数日以内に」再び評価を受けるという。

 本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)での一戦を前に、オンラインでの記者会見に臨んだPSGのマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は、「彼は実戦でしっかりとプレーできる状態にない。それが現実であり事実」とコメントした。

「彼は本当にこの試合を楽しみにしていたから残念だ。回復を期待していた彼にとっては難しい瞬間だが、あと数日でチームに力を貸せるようになるのは明らかだ」

 29歳のネイマールは、2月上旬に行われたカーン(SM Caen)とのフランス杯(French Cup 2020-21)で負傷。キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のハットトリックなどでPSGが4-1でバルセロナに先勝した第1戦を含め、負傷後は試合に出場していない。

 ポチェッティーノ監督はまた、けがのため公式戦の直近3試合を欠場していた右SBのアレッサンドロ・フロレンツィ(Alessandro Florenzi)が復帰するかもしれないと付け加えた。

 しかし、第1戦でゴールを挙げたFWモイゼ・ケアン(Moise Kean)は前週に新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したため、離脱したままとなっている。(c)AFP