【3月10日 AFP】(更新)サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は9日、各地で決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ユベントス(Juventus)は延長戦の末にFCポルト(FC Porto)を3-2で下して2戦合計スコアを4-4としたものの、アウェーゴール差で敗退が決まった。

 前月の第1戦に1-2で敗れていたユベントスはこの日、セルジオ・オリベイラ(Sergio Oliveira)にPKを決められホームで先制されたが、フェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が2得点をマークして合計スコアをタイにした。

 メフディ・タレミ(Mehdi Taremi)の退場により数的優位となったユベントスだが、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の足元を抜く低弾道のFKをオリベイラに直接決められて115分に失点。その後、アドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)がヘディングで1点を返したものの無駄に終わり、ベスト16で姿を消すことになった。

 ユベントスのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督は、「チャンピオンズリーグのベスト16で、2試合を通して重大なミスを四つも犯せば敗退し得る」と語った。

「この試合のことを頭の中から消すのに数日はかかるだろうが、その後は適切な態度で毎試合プレーしなければならないし、まだ3月に入ったばかりでセリエAの順位を上げる時間があることを認識する必要がある」

 ユベントスはチャンピオンズリーグの最多得点記録保持者であるロナウドと、今大会6得点と好調のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)に頼りながら勝ち上がってきたが、これでオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に敗れた昨シーズンに続く16強での敗退となり、25シーズンぶりの欧州制覇はまたしても実現しなかった。

 一方、ポルトのベテランDFペペ(Pepe)は、「チーム全体の頑張りが大きかった。十分にふさわしい勝ち上がりだ」と振り返った。「(10人になってから)チームとしてどう対応したかを言葉で説明するのは難しい。きょうは多くの個性を示した。選手たちが集中していたから楽に戦えた」 (c)AFP/Emmeline MOORE