【3月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は260万802人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1706万3380人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 8日には世界全体で新たに6498人の死亡と29万9273人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの987人。次いで米国(749人)、フランス(359人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに52万5816人が死亡、2904万5448人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は26万6398人、感染者数は1105万1665人。以降はメキシコ(死者19万923人、感染者213万477人)、インド(死者15万7930人、感染者1124万4786人)、英国(死者12万4566人、感染者422万3232人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの207人。次いでベルギー(192人)、スロベニア(187人)、英国(183人)、モンテネグロ(173人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が87万8311人(感染3880万9591人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が70万441人(感染2214万6374人)、米国・カナダが54万8074人(感染2993万4008人)、アジアが26万291人(感染1640万8214人)、中東が10万6668人(感染575万6502人)、アフリカが10万6064人(感染397万5834人)、オセアニアが953人(感染3万2862人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP