【3月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は9日、各地で決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)の2得点でセビージャFC(Sevilla FC)と2-2で引き分け、2戦合計スコア5-4で準々決勝に駒を進めた。

 ドルトムントが3-2で勝利した第1戦でも2ゴールを記録していたハーランドは、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)で前半に先制点を奪うと、後半にも蹴り直しになったPKを成功させてチームのリードを広げた。

 ハーランドはスカイ・ドイツ(Sky Germany)に「ハードな一戦だった。今は疲れているが、次のラウンドに進むことができてとても良い気分」と話した。「ものすごい試合だった。クレイジーな信じられない勝利だ」

 一方のセビージャは、69分にPKを決めたユセフ・エン・ネシリ(Youssef En-Nesyri)が試合終了間際にもゴールを奪ったが、反撃はここまでだった。

 エン・ネシリはスペインのテレビ局モビスター(Movistar)に、「不満の残る結果だ。僕らには全くツキがなかったというのが本音で、彼らは一つのチャンスで得点した」と語った。

 この試合のマンオブザマッチに輝いた20歳のハーランドは、今大会6試合に出場して10ゴールを挙げており、得点ランキングでトップに立っている。

 また、チャンピオンズリーグではわずか14試合で計20得点をマークしており、20歳での20ゴール到達はパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を上回る最年少記録となった。

 セビージャを率いるフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は、「この時代に足跡を残すであろう選手(ハーランド)に痛い思いをさせられた」と話した。(c)AFP