【3月9日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の愛犬が、ホワイトハウス(White House)の警護官を巻き込む「かみつき事件」に関与したとして、デラウェア州ウィルミントン(Wilmington)にある自宅に送り返された。米メディアが8日、報じた。

 バイデン氏は13歳のチャンプ(Champ)と3歳のメジャー(Major)という2匹のジャーマンシェパードを飼っている。問題を起こしたのはメジャーだけだが、2匹一緒に送り返された。

 米CNNが二つの匿名筋の話として伝えたところによると、バイデン夫妻が2018年11月に動物保護施設から引き取ったメジャーは、ホワイトハウスのスタッフや警護官に、跳びつく、ほえる、体当たりするなど、攻撃行動を示していた。

「かみつき事件」には警護官1人が巻き込まれたが、けがをしたかどうかは明らかにされていない。

 メジャーは、ホワイトハウス初の保護施設出身の犬。バイデン氏の就任に合わせて1月からホワイトハウスで暮らしていたが、次に戻るのがいつになるか、そもそも戻れるのかは定かではない。

 ファーストレディーのジル・バイデン(Jill Biden)氏は先月出演したテレビ番組「ケリー・クラークソン・ショー(Kelly Clarkson Show)」で、2匹がホワイトハウスになじむのに苦労していると明かしていた。(c)AFP