【3月9日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)と、欧州クラブ協会(ECA)で会長を務めるアンドレア・アニェッリ(Andrea Agnelli)氏は8日、2024年以降の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)のフォーマットは「理想に近い」ものになるとし、近日中に正式承認される見通しだと明かした。

 グループステージのチーム数を32から36に拡大する方式への変更に全会一致で合意したECAの総会後にアニェッリ氏は、「今後数週間のうちにすべてが片付くことを切に願っている」と話した。

 さらに、「詳細はいくつか詰める必要がある。一つは大会に出場する権利だ。枠が四つ増えるのであれば、それはどうやって割り当てるのか?」と明かし、「だが数週間以内ですべてが大体整うと言っておきたい」と続けた。「理想のチャンピオンズリーグに極めて近い形になる」

 4枠拡大の利益を誰が享受するかについては議論が継続されることになるが、現在3枠のフランスに一つが割り振られ、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリアと同数の枠になる可能性は高い。

 新フォーマットの採用により、32チームを4チームずつの8グループに分け、各チームがホームアンドアウェーで計6試合を戦う現行のグループステージは廃止される。

 新形式では「スイス方式」が採用され、出場36チームを一つのリーグとして、各チームが異なる10チームと対戦し、その後決勝トーナメントが行われる。

 この変更によってチャンピオンズリーグはメディアへの露出増が見込まれるため、テレビ放映権料はさらに高騰するとみられている。(c)AFP